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近年、社会に求められている療法士像を明確にした上で療法士が有するべき能力を明示し、その能力を獲得、実現する教育を行う事が重要とされています(アウトカム基盤型教育)。当院では理想とする療法士像を下記のように定義し、各々の自己研鑽を期待します。
プリセプター制度を採用し、新人療法士に対して、経験ある先輩療法士が一緒にマンツーマンで仕事に取組み、ある一定期間、意図的、計画的、持続的な指導を行っています。また、Mini-Cex(簡易版臨床能力評価表)という臨床技能の評価方法を用いてプリセプターが新人療法士を評価し、到達状況に合わせて新人教育計画を進めていきます。
【実際の指導場面】
情報収集 |
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評価 |
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コミュニケーション能力 |
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臨床診断・治療の組み立て |
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プロフェッショナルリズム |
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治療技術・基本動作介助技術 |
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総合 |
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内容 | |
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4月 |
教育:オリエンテーション(特に社会人としてや、倫理的な事で集中3日間) 見学:間接業務や治療の流れを現場で学ぶ。 1日2~3h 【新人の1日の日程例】 |
5月 |
教育:セラピスト教育 1日2~3h 見学:4月と同様 担当:~4人までで、リハビリの治療の概念や技術等を一緒に指導。(一緒に担当している患者さんの入院から退院まで一通りは行うようにする) 1日3~4h 【新人の1日の日程例】 |
6月 |
教育:セラピスト教育 1日1~2h 担当:新規の患者さんについて、担当可能であれば評価して1人介入を行う。(屋外歩行は禁止し、その他は評価表にて決定する。間接業務は一緒に) 見学:代診出来る様にしていく。 【新人の1日の日程例】 |
7月~9月 |
教育:セラピスト教育 適時行う 担当:1日5人まで行わせる。(担当~4+代診~2) 【新人の1日の日程例】 |
10月~12月 |
教育:セラピスト教育 適時行う 担当:1日5人まで行わせる。(担当~4+代診~2) 【新人の1日の日程例】 |
1月~3月 |
教育:セラピスト教育 適時行う 担当:1日6人まで行わせる。(担当~4+代診~2) 【新人の1日の日程例】 |
項目 | 内容 |
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関節可動域練習➀ | 座学にて関節可動域練習の意味を学ぶ |
関節可動域練習➁ | 実技 |
筋力増強練習➀ | 座学にて筋力増強練習の意味を学ぶ |
筋力増強練習➁ | 実技 |
神経筋再教育 | 座学にて神経筋再教育を学ぶ |
姿勢分析➀ | 臥位姿勢での見方、評価について学ぶ |
姿勢分析➁ | 座位・立位姿勢について学ぶ |
動作分析➀ | 臥位~座位への移行の動作について学ぶ |
動作分析➁ | 座位~立位への移行の動作について学ぶ |
歩行分析 | 歩行について学ぶ |
物理療法➀ | 物理療法について学ぶ |
物理療法➁ | 実技 |
実技講習➀ | ハンドリング・タッチについて学ぶ |
実技講習➁ | 触り方、感じ方、動かし方について学ぶ |
BI | BIについて学ぶ |
FIM | FIMについて学ぶ |
床上動作練習 | 床上動作について学ぶ |
トランスファー➀ | 座学でトランスファーの基礎を学ぶ |
トランスファー➁ | 実技 |
日常生活動作練習➀ | 座学にて日常生活動作練習を学ぶ |
日常生活動作練習➁ | 実際に道具を触り体験する |
住宅改修・環境設定・退院前訪問 | 座学にて住宅改修・環境設定・退院前訪問を学ぶ |
褥瘡とポジショニング | 座学・実技にて褥瘡とポジショニングを学ぶ |
生化学検査 | 座学にて検査値の意味・見方を学ぶ |
脳画像➀ | 座学にて脳画像を学ぶ |
脳画像➁ | 症例と照らし合わせて実際を学ぶ |
VF・VE検査➀ | 座学にてVF・VF検査を学ぶ |
VF・VE検査➁ | 実際の評価を見学する |
高次脳機能障害➀ | 座学にて高次脳機能障害を学ぶ |
高次脳機能障害➁ | 症例と照らし合わせて実際を学ぶ |
失語症との関わり方 | 座学にて失語症について学ぶ |
食事介入について | 実際の現場における食事介入について学ぶ |
項目 | 内容 |
食事形態とろみについて | 当院における食事形態やとろみについて学ぶ |
失語症と構音障害の違い | 失語症と構音障害の違いについて学ぶ |
リハビリ中でよくみられる高次脳機能障害 | 実際の臨床における高次脳機能障害について学ぶ |
評価実習➀ | 必要な評価を検討し正しく行うことができるか確認 |
評価実習➁ | 必要な評価を検討し正しく行うことができるか確認 |
リハビリ栄養について | 座学にてリハビリ栄養について学ぶ |
装具について | 装具作製についてや実際の装具の使い方を学ぶ |
介護保険について | 座学にて介護保険について学ぶ |
危険予知トレーニング | 座学にて実際に考えられる仕事中の危険を学ぶ |
リハビリにおけるリスク管理 | 座学にてリハビリを行う際に必要なリスク管理を学ぶ |
レントゲン画像の見方① | 整形疾患におけるレントゲン画像の見方を学ぶ(股関節) |
レントゲン画像の見方② | 整形疾患におけるレントゲン画像の見方を学ぶ(膝関節) |
レントゲン画像の見方③ | 整形疾患におけるレントゲン画像の見方を学ぶ(脊柱) |
疾患別パスについて | 当院におけるパスを学ぶ |
触診 | 触診技術の向上を図る(週2回) |
松葉杖指導 | 松葉杖について学び、また指導できるようにする |
三角巾指導 | 三角巾を使用できる、指導できる |