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骨粗しょう症とは、骨の中が「す」が入ったようにスカスカな状態になる病気です。
そうなるとわずかな衝撃で気づかないうちに骨折していることがあり、その結果、背骨が曲がると日常生活に支障をきたし、寝たきりや内臓疾患につながることがあります。
我が国の生命寿命は年々上昇していますが、健康寿命との格差の短縮は進んでおらず、要介護や寝たきりにならないため、骨折や骨粗鬆症の予防は今後日本の課題と考えられています。
骨粗鬆症は適切に診断、治療する事により予防することが可能で、健康な骨で元気に生活するためには定期的な検査と治療が必要です。「私、骨粗しょう症かも?」と思ったら、まずはお気軽にご相談ください。
リエゾンサービスとは「連絡係」と訳され、診療におけるコーディネーターの役割を意味します。
その目的は、最初の骨折への対応および骨折リスク評価と、新たな骨折の防止、また最初の脆弱性骨折の予防であり、サービスの提供対象は大腿骨近位部骨折例、その他の脆弱性骨折例、骨折リスクの高い例や転倒リスクの高い例、高齢者一般です。すでに英国、豪州、カナダではこのようなサービスが実施され、多職種連携による骨折抑制を推進するコーディネーターの活動によって、骨折発生率が低下し、トータルでは医療費も少なくて済むことが報告されています。
ベストプラクティスフレームワーク(BPF)は国際的に承認され、この分野の専門家によってレビューが行われた、骨粗鬆症性骨折の二次予防のためのガイドラインです。BPFは骨折リエゾンサービス(FLS)として知られているコーディネータが介入するケアモデルを推進します。これは脆弱性骨折の治療を行うすべての病院やクリニックで選択・採用されるモデルです。
13の評価基準を柱にして、BPFはFLSの成功に必須の要素から構成されています。同時にBPFは、高いレベルの目標を明示することで、FLSを最高のものへと押し進めます。各々の評価基準には金、銀、銅の3つのレベルに分かれる判定基準と目標が示されています。
2020年1月 銅基準取得
リエゾンマネージャーである看護師が中心になって運動療法、栄養療法、薬剤指導など治療啓発をおこないます。外来診療では時間が限られるため、医師による説明では煩雑になりがちですが、看護師より丁寧な説明を行います。また、診療所や施設との連携機能の強化をめざしており、地域連携の導入を検討しております。今後、骨粗鬆症治療の窓口であり連絡係としての機能を備えた施設をめざしております。
さらに、骨密度検診の積極実施による早期治療開始への取り組みをおこなっています。骨粗鬆症検診は大阪市検診事業の一つになっていますが、受診率は3%と低く大阪では全国的にも最低レベルとなっています。当院では大阪市検診以外にも企業健診などに骨密度検診を組み込み、放射線技師のリエゾンマネージャーが中心となり積極的に専門外来受診を推奨しています。骨密度検診の結果の説明を積極的におこなうことで専門外来への受診率は向上しております。現在、骨粗鬆症リエゾンサービスの取り組みは診療報酬には反映されておりません。が、自宅や地域に退院されたあとのロコモ治療を支えるうえで非常に大事な取り組みだと考えております。
今後、骨粗鬆症の治療啓発だけでなく、高齢者におけるサルコペニアに対して積極的に対応していくために栄養面や嚥下機能の回復にも取り組んでいく必要があると考えております。このように、食事摂取、栄養状態、運動機能、骨粗鬆症治療を総合的に連動させて、地域の患者さんの健康を支えていきたいと考えています。
診察日 | 院長 京の外来診察日 |
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受付 | 06-6352-2525 |
担当医 | 院長 京 文靖 |
※詳細は担当医表をご覧ください。
スポーツは人にとって何を与えるのでしょうか?
記録であったり、楽しみであったり、苦しみであったり、人それぞれだと思います。
一度考えてみてください。「アマチュアには引退がない」という事を聞いた覚えがあります。スポーツを行っている人に対して解決できない問題もありますが、出来る限りサポートしていきたいと思っています。
診察日 | (月)午後 (火・水・木)午前 完全予約制 ※受診をご希望の方は必ず事前にご連絡ください |
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受付 | 06-6352-2525 |
担当医 | 整形外科 松本 學
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※詳細は担当医表をご覧ください。